illuminati008’s blog

なんでこんな適当な事を平気で書くんだろう、と寝る前に思う確率100%

シャーロックホームズ「忌まわしきミシュラン」

ホームズ「ワトソン君、なんてヘマをしてくれたんだい」
ワトソン「それはこっちのセリフだな、ホームズ。財布を持ってきていないなんて」
ホームズ「君が『今日は贅沢しようよ!』って言ったんじゃないか。言い出した人間が払うべきだろ。違うかい?」
ワトソン「先の事件で君にたんまり報酬が入ったから、私はそう言ったんだよ」
ホームズ「え、じゃぁ何かい?君ははなから私に奢って貰おうという...」
ワトソン「もういい、もういい!何回同じ話を繰り返してるんだ、全く。
全部の食事を平らげてからもう3時間たってるんだぞ!」
ホームズ「ああ、これは由々しき事態だ」
ワトソン「見ろ!ウェイトレスがこっちを見てる」
ホームズ「それだけじゃない。店長も見ているぞ」
ワトソン「さぁこの絶体絶命の事態をかの有名なシャーロックホームズはどう切り抜けるのかな」
ホームズ「ワトソン君、君らしくないな。わからないのか?この状況」
ワトソン「どうした?」
ホームズ「打つ手があるならさすがに3時間もこうしちゃいないんだよ!」
ワトソン「わかっているよ。もしやと思って言ってみただけさ」
ホームズ「だが、そうさな...そろそろいいだろう。ワトソン君、私はちょっとお手洗いに行ってくるよ」
ワトソン「いや、行かせないぞ」
ホームズ「逃げやしないよ」
ワトソン「ならなぜコートを羽織るんだ」
ホームズ「なんか肌寒くない?ここ」
ワトソン「急にOLみたいな事を言うんじゃないよ、白々しいな全く」
ホームズ「仕方ない、店長を呼んでくれワトソン」
ワトソン「何か閃いたんだな!良し!
おーい、君!こちらに来たまえ!」
ホームズ「いや、実に素晴らしい料理だったよ」
店長「ありがとうございます」
ホームズ「客が長居をしても文句一つ言わない対応も素晴らしい。合格だ。☆三つだね」
店長「え!?まさかあなたミシュラ...」
ホームズ「おっと!皆まで言わなくていい。だが...その通りだ(小声)」
店長「えぇ!?そんなまさか、えぇ!?☆三つ!?うちの家系ラーメン店が」
ホームズ「高い値段にも納得だ。これからもこのクオリティを維持したまえよ。それでは失礼」
ワトソン「失礼するよ」
店長「あ、ありがとうございました!!」